モビことニュース

2024/03/08

プロカメラマンの愛車撮影のお手本とアドバイスvol.1 〜お手本をマネして撮ってみよう!〜<3月前半>

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『モビこと』では、みなさんに満足いく写真を撮影していただきたいという想いのもと、今月は2回に分けてプロカメラマンによる愛車撮影のコツを公開します。
このコツを意識して、愛車の撮影をこれまで以上に楽しんでくださいね。


みなさんはじめまして!
3月の『ストーリー』テーマ投稿キャンペーン特別編で、写真を楽しむ撮影のコツとアドバイスを担当するカメラマンの茨木です。
普段は広告などの撮影をしながら、大阪で小さな写真館を運営しています。
プロカメラマンとしての基礎を踏まえて、私なりの「撮影を楽しむコツ」をお伝えしていければと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

 
カメラマン茨木のプロフィール

▶福島県福島市出身
大阪芸術大学卒業後、広告業界でCMやTV、VPなど映像の仕事に携わる。
ロケハン用のカメラを手にスチールカメラマンとしての一歩を踏み出す。子育てと並走しながら大手企業の広告撮影やワークショップ、講座を行う中で、思い出を残す家族写真撮影に取り組み写真館をオープンする。  


みなさんは車を撮る時に、どんなことを気にしていますか?
今日からでもすぐにマネできる、でも実は奥が深いコツをお伝えしていきます。

ここでご案内したお手本や撮影のコツを参考に愛車を撮ったら、
「#カメラマン写真講座_市街地編」をつけてストーリーに投稿して、私にも見せてくださいね!楽しみにしています。
 
ストーリーに投稿して応募する
※「#カメラマン写真講座_市街地編」のタグをつけて投稿してください。
※ストーリー投稿には、会員登録(無料)が必要です。


 
<お手本>
撮影ポイント:三分割構図を使う。縦の線を意識する。

 
※EXIF情報:レンズの焦点距離(126ミリ)、ストロボ有無(なし)、シャッタースピード、(1/200)、絞り(F6.3)、測光モード(パターン)、補正(なし)、カメラ(キャノンEOS R5)

撮影時の様子
この日の天気は雨。よく見るとボンネットには雨粒が残っています。
かなり強く降っていたので雨を避けた駐車場で撮影をしました。駐車場は暗いので明るい場所を探します。
こんな時、お天気のいい日だと、光の差し込み加減や強さを気にしますが、この日は雨の曇天なので、まずは光が一番差し込みそうな場所で他の車があまり停まっていない場所に駐車しました。
駐車した後は、他の車の迷惑にならないように気をつけながら周囲を観察してアングルを決めます。
レンズは背景の圧縮効果を狙い望遠レンズを使ってます。これはスマホでもできるテクニックです。

明るさは駐車場ということでかなり暗くなります。逆に背景は明るくなりがちですよね。
今回は背景の明るさに合わせて、車のハイライトが飛びすぎないようにというところを注意しています。
編集時にはシャープネスをあげて車の細部や輪郭を鮮明にさせるとともに、少し線が硬くなることで街中のかっこよさが出る効果も狙っています。


今回の街の中での愛車撮影のポイントは、以下の2つです。

① 構図を意識する。
みなさん、三分割構図という言葉を聞いたことはありますか?
三分割構図とは、写真に限らず、絵画やデザインなどの視覚芸術において、画面の構図を決める時に使用する経験則のひとつです。バランスが取れて安定した構図として、1700年代後半にはすでに三分割構図を使って書かれた風景画が登場しているなど、昔から使われている基本構図のひとつです。

三分割構図をより詳しくお伝えするために、↓の写真では、線と交点を表示させてみました。
2本の線が交差する交点(今回は赤丸のところ)を力点(パワーポイント)と呼びます。一番見せたいものや目につくものを配置してください。

力点をどこにするかですが、撮影状況に応じて、どの交点にしても構いません。
今回は、右下に配置しました。
右側の奥には白い柱と鉄骨があり、それを目立たないようにしたいということがありました。背景の街並みを活かせるように柱を避けると、今回は右下に車を配置するのが適切だと判断しました。

また、下の線の水平線に合わせて駐車場の塀の位置を配置することで、背景の街並みの量が増えて奥行きが出ることと、今回のテーマ「カメラマン写真講座_市街地編」として街並みをイメージできるものになります。これも三分割構図の活用のひとつです。

力点への配置や、線の合わせ方はざっくりでもOK。厳密にぴったり配置していなくても効果を感じることができますので見せたいものを置いてください。
活用すると愛車を写真のどこに入れるべきなのか整理できるようになります。スマートフォンでも三分割の線は「グリッド線」という名前で表示させることができます。
「三分割構図」を使って撮影された写真は普段からよく見ますが、みなさんもいろいろ試して愛車と背景のいいバランスを見つけてみてください。


② 水平垂直を意識する
特に建物が多い街の中では、背景のビルや建物の線の水平垂直に気をつけて撮影しています。
今回のように風景が映る写真を見る時、多くの人は無意識に普段の日常のような重力を感じながら写真を見ます。
そのため写真が斜めになると違和感を持つことがあります。
水平垂直が意識された写真は安定感があり、違和感を感じさせないので、見せたい被写体をしっかり見てもらえるようになります。今回は縦の垂直の線を特に意識することで、車の形を正確に見せ、構図に安定感を出しました。



【番外編】夜の街を写真編集でワンランクアップしたものに

今回、夜の街でも撮影してみました。
撮影した写真をスマホで編集してみようと思います。
今回は、iPhoneで編集していますが、Androidでも同様の機能がありますので参考にしてください。


後ろの明かりが印象的なのでそこを活かしたいと思います。


iPhoneの写真の編集で【明るさ】を使ってみました。
手軽に写真を変身させることができますね。
 

明るさを調整した後に使ったのは【ドラマチック】のフィルターです。
フィルターはどれくらいかけるかの調整ができるので写真に合わせて調節してください。
 
 

手軽に写真を変化させることができる編集。
編集できる項目が多いので、「こんな写真にしてみよう」など、あらかじめ出来上がりのイメージをすることが吉です。
撮影はもちろんですが、写真編集もぜひ楽しんでみてください。

カメラマンのコツを参考にしたみなさんの愛車投稿をお待ちしています!
 
 
ストーリーに投稿して応募する
※「#カメラマン写真講座_市街地編」のタグをつけて投稿してください。
※ストーリー投稿には、会員登録(無料)が必要です。


 

3月後半>カメラマンのお手本とアドバイスはこちらから↓↓



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